うぬぼれ
2024.12.12
ブログ
11月から5月までと、品種によって咲く時期にバリエーションのある水仙です。
水仙の花言葉は「自己愛」「うぬぼれ」など。
ギリシャ神話に登場する美少年「ナルキッソス」が由来とされています。
ナルキッソスはその美しさからいつも傲慢な態度を取るため、自分だけを愛する呪いをかけられてしまいました。
いつまでも池に映った自分の姿を見つめ衰弱死し、その後そこには一輪の水仙が咲いていた、という逸話があり、花言葉の由来です。下を向いて咲く水仙の姿が神話を彷彿させます。
また、このエピソードは自己陶酔を意味する「ナルシスト」の語源にもなっています。
自分に惚れると書いて、自惚れ、うぬぼれです。
仕事をしていて、ある程度の社歴や経験を積むと、自信過剰となり、まるですべてのことが自分でできるかのような錯覚に陥りがちです。
ただ、上司や同僚、部下、お客様や家族があってこそだということを忘れてはいけません。
自分だけ良ければよいだとか、自分はなんでもできるという思い上がりは、遅かれ早かれ、全てを失うことにつながります。
水仙には、さらに、「もう一度愛してほしい」「私のもとへ帰って」「愛に応えて」という花言葉がありますが、往生際が悪いように感じます。
失ってからでは手遅れ。
“いつかそのうち”も、”きっといつか”も、自分の都合の良いように自分が考えたストーリーで、
そもそもそこに相手はいないんです。
感謝する気持ちと、それを相手に伝えること、伝わる態度は忘れずにいたいものです。
事業つくり 永瀬