コムラサキ
2024.10.09
ブログ
コムラサキの実が色づく季節になりました。
コムラサキは、クマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木植物です。
紫式部にちなんで名づけられ、その名のまま「ムラサキシキブ」という名の木もあるようですが
こちらは高い木のため、民家の庭で見られるのは多くはコムラサキだそうです。(別名コシキブとも)
我が家も例にもれず歴史・古文好きですので、コムラサキを数年前に植えまして、大切に育てています。
紫式部といえば、数年前に読んだ『紫式部 ひとり語り』(角川ソフィア文庫)は
平安文学研究の第一人者ともいえる著者の手による紫式部の独白日記の体裁をとった物語です。
道長や彰子のこと、宮中での暮らしや人間関係、折々の紫式部の心情が細かく描かれ、
百人一首でも有名な赤染衛門などの女房仲間の人物評もあり、
とてもとても興味深く読み進めることができました。
ここ数年で一番おもしろかった本の一冊です。
お勧めです!
和田総研 津﨑